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デジタルサイネージコラム

5Gは3Dホログラムも進化させる!?Hypervsnによる効果とは

  • # 3Dホログラム
  • # 活用事例
3Dホログラムの再生には多くの情報処理が必要になるため、通信速度が遅いと映像をスムーズに流すことができなくなることがあります。しかし、最新の通信回線である5Gの登場により、3Dホログラムが大きな活躍をしていることをご存知でしょうか?

今回は5Gによって進化する3Dホログラムと、既に活躍しているHypervsnについてご紹介します。

 

 

■5Gは3Dホログラムにどのような変化をもたらす?

 

まずは5Gが3Dホログラムにもたらす変化を3つご紹介いたします。

 

・3Dホログラムは大容量の通信量

3Dホログラムは情報量が多く、データの容量も大きくなります。

現在日本で主流となっている4G回線ではデータの送受信に時間がかかるほか、タイムラグなどの問題が発生してしまいます。

しかし、5Gは4G回線よりも遥かに通信速度が上がり大容量のデータ通信が可能になるため、データの送受信時間の短縮や、リアルタイムでの3Dホログラム表示が可能になります。

 

・高解像度の3Dホログラムが視聴できるように

解像度が低いと、せっかく3Dホログラムを投影してもリアリティが欠如してしまい、臨場感や迫力、インパクトを与えることができません。日本には既に4Kや8Kといった非常に高画質の技術がありますが、5G回線になればこれらの高画質で美しい3Dホログラム映像を楽しむことができるようになります。

 

・AI搭載でコンテンツの幅を広げる

通信技術が向上することで、同時に人工知能技術も向上すると考えられています。

現在AIが使われたデジタルサイネージがありますが、3DホログラムにもAIを搭載することで、さらに効果的な宣伝を期待することができると考えられます。

たとえばアパレル店の前を通ると、AIによって人物の性別や年代を識別し、同じターゲット層に人気のある商品を3Dホログラムで表示させるなど、広告の幅が広がり注目度を上げることができます。

AIによって3Dホログラムがデジタルサイネージのように使えるようになるということです。

 

 

■Hypervsnとは

 

3Dホログラムを投影する技術は色々ありますが、今回は「Hypervsn」についてご紹介いたします。

 

・Hypervsnはブレード型3Dホログラムのひとつ

Hypervsnは4本の細いプロペラを持つブレード型3Dホログラムで、独自の3D映像コンテンツを作成、管理、表示まで行うことができる最先端の映像技術です。

作成したコンテンツの投影は、データを保存しているローカルデバイスのほか、クラウドから操作を行うことができます。

 

・Hypervsnの仕組みとは

Hypervsnは4本のブレードがクロスし、それぞれのブレード上にはLEDが直線状についています。Hypervsnが扇風機のように回転することでLEDがホログラフィックを映すという仕組みです。特殊なゴーグルやメガネなどを必要とせず、肉眼でも3Dホログラムを見ることができるため、大人数や広い場所での視聴も可能になっています。

 

・Hypervsnの特徴

Hypervsnは独自の技術を用いることで高輝度かつ非常に高精細な画質を投影することができます。複数のHypervsnを同時に回転させることで大型の3Dホログラム映像を投影することもできます。

またHypervsnは「Cloud CMS」という管理クラウドを使って複数の場所からデータや投影スケジュールを一括管理できるという特徴があります。管理クラウドにはコンテンツを作成するツールもあるため、PCのスペックやコンテンツ作成者の技術に依存することがありません。Cloud CMS以外で作成したデータであっても、MP4形式にすることで投影が可能になります。

3Dホログラムを投影するブレードの設置はWi-Fiと電源接続するだけという手軽さで、データは自動でクラウドから転送されます。

 

 

■Hypervsnの導入事例

 

 

最後に、Hypervsnが導入された実際の事例を2つご紹介いたします。

Hypervsnを開発したKino-moはイギリスのロンドンを拠点にする会社です。今回ご紹介するものはどちらもイギリスの事例になります。

 

・カジノに導入された事例

ショッピングセンターの一部にある、ロンドン最大級といわれる規模をもつカジノ「Aspers Casino」

このカジノではHypervsnで空中にトランプやダイスを浮かび上がらせ、円状に広がる演出をしています。くるくると空中に舞う3Dホログラムの映像に、来場者は目を奪われてしまいます。

ルーレットの演出でもHypervsnが使われています。Hypervsnによって投影された絵柄がスロットマシーンのように頭上で回転し来場者を楽しませています。

別の場所では、カジノの特典である「無料駐車」と空中にHypervsnを使って投影されており、高い視認性によって多くの来場者にアピールしています。

 

・バーに導入された事例

同じくイギリスのロンドンにあるバー「Dover Castle Bar」では、「Redbull」や「Coca-Cola」など、客に提供するドリンクのメーカーロゴを表示させています。メーカーロゴを表示させることで、取り扱う商品をアピールする手段となっています。

また、イギリス出身の女優エマ・ワトソンがバーの中にHypervsnによって登場するという仕掛けもあります。映像とスピーカーが連動しているので、まるで目の前でエマ・ワトソンが話しているかのような臨場感ある体験ができます。

ほかにもルービックキューブなどの3Dホログラムが投影されるなど、バーの華やかな雰囲気づくりに役立てられています。

 

 

事例のように臨場感のある映像コンテンツは3Dホログラムならではの特徴といえるでしょう。現在、日本ではまだまだ利用が少ない3Dホログラムですが、5G回線が主流になることでこれから多くの店舗や企業で使われるようになると考えられています。これから新しく宣伝ツールを導入するのであれば、Hypervsnを利用することで新しいユーザー層の獲得に繋がるかもしれません。

 

 

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