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デジタルサイネージコラム

デジタルサイネージの効果を高める連携術。実店舗はデジタル技術でメディア化する

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実店舗で買い物をする利点は、現物を自分で確かめられること、すぐに手に入ること、店員から商品に関するアドバイスや情報を得ることができることです。

実店舗にデジタルサイネージを設置すると、先ほどの利点をさらに増幅させることが可能になるかもしれません。

今回は、実店舗の魅力を増幅させるデジタサイネージの設置についてご紹介いたします。

 

 

■実店舗で買い物をする楽しさとは

 

・実店舗の魅力

最初から購入するものが決まっている場合、金額が比較しやすいECサイトを利用しませんか?ですが、衝動買いをしてしまうのは多くの場合実店舗です。実店舗は実際の商品を見られるだけでなく、手に取って感じられる場所です。購入するつもりがなくても、つい欲しくなるような雰囲気こそが実店舗の魅力といえます。

 

・実店舗がデジタルサイネージを導入する効果

1台で複数の情報を発信できるデジタルサイネージを実店舗に導入することで、優れたコストパフォーマンスを実現できます。広告を切り替える手間が少ないので、人員の確保も必要なく、商品のPRなど商品をより魅力的に感じさせるコンテンツの配信が可能です。

 

 

■デジタルサイネージとの連携で導入効果が期待できるもの

・POSレジとの連携

POSとは販売時点情報管理(Points of Sales)のことで、商品の売上時に自動で販売情報の収集が行われるシステムです。このシステムを搭載したレジをPOSレジといいます。情報を収集することで人気商品を日別、週別にランキング化することができます。

デジタルサイネージをPOSレジと連携させることで人気商品をデジタルサイネージで紹介することができ、おすすめ商品としてユーザーからの注目度を高められるようになります。

 

・スマホとの連携

スマートフォンとデジタルサイネージを連携させることで、スマートフォンをリモコンのように使うことができます。デジタルサイネージで流れているコンテンツを変更させるほか、リアルタイムでの情報更新などがより簡単にできるようになります。店内の状況を見て適切なコンテンツに変更することで、より高い訴求につながります。

 

・SNSとの連携

日本では様々なSNSが活用されています。国内だけでもユーザーは数千万人に上り、手軽に情報収集や交流ができるツールとして人気があります。

デジタルサイネージをSNSと連携させることで、ユーザーが撮影した商品画像や商品の感想をデジタルサイネージで表示させられるようになります。

SNSで話題になった商品はすぐに売り切れることも珍しくない現代では、SNSを使った情報の拡散や宣伝を行うことはマーケティング戦略として外せません。

 

・専用アプリとの連携

デジタルサイネージには高い訴求力がありますが、設置されている場所でなければコンテンツを見ることができないというデメリットがあります。後から「あの商品が気になるのでもう一度広告を見たい」と思っても、再び見ることができなければ商品購入までたどり着かないこともあるでしょう。

そこでおすすめの方法が専用アプリとの連携です。アプリと連携をさせることで気になるコンテンツを何度も視聴できるようになるほか、企業側も顧客の情報を集めることができます。特に顔認証システムを導入していれば、どのユーザーがどんなコンテンツを視聴したのかを自動で記録することもできます。

 

 

■邁進すると噂される「実店舗のメディア化」

 

新型コロナウイルスの影響により、実店舗の多くが苦境に立たされています。これからは実店舗をメディア化することで、離れていった顧客を取り戻せるようになるかもしれません。

 

・変化する「実店舗の在り方」

実店舗でもっとも価値があるのは体験です。たとえば気になる洋服をフィッティングしたり、商品を手に取った感触が分かることなどが挙げられます。

実店舗は商品の購入以外に情報をわかりやすく伝える場所という役割もあります。そのため、ただ商品を並べるだけでなく、商品のPRやPOP作成といった情報の提示を行うことでユーザーが購入に踏み切るための後押しをすることが重要です。

メディアとは情報伝達をするものや、情報伝達をするための手段を指します。実店舗のメディア化は、実店舗にしかない体験を情報として提供することがポイントとなります。

 

・店舗のメディア化はすでに始まっている

店舗のメディア化はユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス株式会社によって始まっています。「イグニカ(ignica)サイネージサービス」は店舗サイネージをネットワーク化し、商品情報をはじめ料理のレシピ動画、生活に役立つ情報などをリアルタイム配信することでユーザーの興味関心を惹かせる効果があるデジタルサイネージです。AIカメラが搭載されているのでユーザー情報を数値化し、高い宣伝効果をもたらすことができます。

 

 

ECサイトは便利ですが、実店舗にはECサイトにはない魅力があります。実店舗の魅力を引き出すことが運営の要といえるのではないでしょうか。デジタルサイネージを上手に活用し、新たな魅力をユーザーに伝えていきませんか?

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