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デジタルサイネージコラム

デジタルサイネージを利用するなら必見!賞を受賞したサイネージの例

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デジタルサイネージには国内外にコンテストがあることをご存知でしょうか。デジタルサイネージの効果的な活用方法を知るには、コンテストで受賞した作品を知ることが近道です。今回は日本と海外のコンテストで受賞したデジタルサイネージの活用事例についてご紹介いたします。

 

 

■デジタルサイネージのコンテストについて

 

日本国内と海外の有名なデジタルサイネージのコンテストをご紹介します。

 

・デジタルサイネージアワード

デジタルサイネージアワードは日本国内で開催されているデジタルサイネージのコンテストです。既に10年以上開催されており、コンテンツは「クリエイティブ部門」、「テクノロジー部門」、「IoT A部門」、「広告部門」の4つの種類に分けられます。各部門で2作品程度の部門賞と1作品のグランプリが審査で決定します。なお、応募費用は無料です。

 

・デジタルサイネージエキスポ

デジタルサイネージエキスポは、デジタルサイネージソリューションに特化した世界で唯一の包括的国際イベントです。2019年に15回目を迎えました。このイベントでは毎年「APEXアワード」が決定され、2019年は13か国から112の参加がありました。合計12のカテゴリーがあり、カテゴリーごとにゴールド、シルバー、ブロンズ賞があります。

さらに全参加者の中から年度大賞として

「APEXインスタレーション・オブ・ザ・イヤー」

「APEXインテグレーター・オブ・ザ・イヤー」

「APEXコンテント・オブ・ザ・イヤー」

の3つが選ばれます。

 

 

■デジタルサイネージアワード2019入賞作品

 

まずは日本国内で開催されているデジタルサイネージアワード2019の入賞作品を2つご紹介します。

 

・NTTドコモの巨大デジタルサイネージ(グランプリ)

グランプリを獲得したのは「WOW!NINJA in SHIBUYA」です。NTTドコモの訪日外国人観光客向けサービス「WOW!JAPAN」の認知拡大を目的に、ビルの外壁に設置された巨大デジタルサイネージに“忍者のだまし絵ムービー”が配信されました。外国人観光客の多い渋谷の交差点で信号待ちをしている間に、デジタルサイネージで驚かせるという試みです。外国人に人気の高い忍者が突如スクリーンに出現し、次々に忍術を披露するというコンテンツになっており、あちこちで歓喜の声や拍手が沸き起こり大好評だったそうです。忍者のだまし絵ムービーは日本だけでなく海外のメディアでも紹介され、大きな話題とったそうです。この作品はグランプリ以外にも、クリエイティブ部門で広告賞を獲得しています。

 

・株式会社ビズリーチの駅内放映コンテンツ(広告部門賞)

株式会社ビズリーチの駅内放映コンテンツ「メディアミックスの取り組み」は広告部門賞を獲得しています。テレビCMの内容とデジタルサイネージで配信する内容のトンマナ(広告におけるデザインの一貫性)を合わせることで、認知度が上昇していることを伝えるような内容になっています。認知度は高いもののサイト誘導が甘かったため、デジタルサイネージではテレビCMだけでは伝えきれなかったサイト誘導のアピールをしています。サービス機能とサイト誘導がセットになっているコンテンツをJRの主要駅に設置したデジタルサイネージで配信したところ、検索数は依然と比較して180%もの上昇をみせました。結果が伴っているという理由から、このコンテンツは高い評価を受けたそうです。

 

 

■デジタルサイネージエキスポ2019入賞作品

 

 

次にデジタルサイネージエキスポ2019で入賞した海外の作品をご紹介いたします。

 

・会場部門金賞<Revel Media Group>

Revel Media Groupはアメリカ・ユタ州に本社があるメディア/通信会社です。会場部門 金賞のほか、APEXインスタレーション・オブ・ザ・イヤーも獲得しています。ノミネートされた作品はソルトレイクシティにある劇場「Hale Centre Theatre」です。既存の劇場にデジタルサイネージを導入し、今までよりもさらに臨場感と没入感がある演出が可能になりました。この効果により、観客は新しい劇場体験をすることができるようになりました。劇場内部に円形の壁を囲むように湾曲した横長のサイネージを数枚並べ、シーンに合わせた背景が映し出されるようになっています。劇場外にも多くのデジタルサイネージが導入されており、劇の世界観に入り込みやすい映像の配信、宣伝広告などを行っています。クリエイティブなだけでなく、顧客のニーズや満足度アップにも繋がっており、大きな成功となりました。

 

・交通機関部門金賞<Magic Innovations>

Magic Innovationsはウクライナにあるイベントの技術サポートや3Dビデオコンテンツの作成など、LEDスクリーンやサーバーを専門に扱う会社です。中東の中で3番目に大きい空港であるサウジアラビア航空と組んだ企画で、デジタルサイネージが活用されている未来の空港像をイメージした展示会「Saudi airlines multimedia solutions」が入賞を果たしました。特に高い評価を受けたのが、壁に大型スクリーン、床と天井に鏡を用いて展示会と周囲の空間を完全に切り分けたことです。鏡を用いることで展示会の会場と周囲の空間に境界ができることを防いでいます。展示会の中には撮影が許可されない場所もあり、デジタルサイネージは広告宣伝だけでなく展示会コンテンツとして人気となっています。この展示は交通部門賞金賞ですが、「APEXコンテスト・オブ・ザ・イヤー」も獲得しています。

 

 

デジタルサイネージはまだまだ日本ではあまり普及が進んでいません。そのため、導入するだけでもかなりの関心を引くことができるといえます。配信するコンテンツ制作について悩んでいるようであれば、入賞作品からインスピレーションを受けても良いかもしれません。

 

 

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