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デジタルサイネージコラム

【効果測定とは】デジタルサイネージ導入後は、効果測定でユーザーの動きをチェックするのがマスト!

  • # デジタルサイネージ一般論
  • # 活用事例
デジタルサイネージを導入しようか迷っていますか。

今後サイネージ市場は右肩上がりになることが予想されているため、検討しているなら今がそのタイミングかもしれません。

とはいえ、目的もなく「流行りだから」と導入してしまうと、目に見える効果は得られません。そこで今回は、デジタルサイネージの効果測定についてご紹介いたします。デジタルサイネージ導入の成功には大切なポイントです!

 

■デジタルサイネージのメリットと期待できる効果

 

・デジタルサイネージで得られるメリットと期待できる効果

デジタルサイネージは、静止画や動画など1台で複数のデジタルコンテンツを再生することができます。そのため一度に多くの情報を発信でき、映像に動きや音をつければ通行人の目に留まりやすく、ポスターなどに比べて高い宣伝効果が期待できます。張り替えなどの手間も必要ありません。

また、ディスプレイは壁面以外にカーブを描いた柱やガラス面、床、天井など多くの場所に設置することができます。

設置が完了すれば、無人での情報提供や複数言語での対応、タッチパネルでの情報切り替え、リアルタイム配信など、様々な活用ができるようになります。

 

・デジタルサイネージの導入を成功させるためには

デジタルサイネージの導入を成功させるうえで重要なのは、コンテンツの運用計画です。

年齢や性別といった顧客の属性だけでなく、季節や時間帯、地域の特色などを捉えた情報提供がポイントになります。ニーズに適したコンテンツが配信できれば、高い導入効果が期待できます。

 

■デジタルサイネージ導入の効果を確かめるには?

 

・効果測定

デジタルサイネージの導入効果を確かめるには、効果測定システムを用いて効果を定量化しましょう。効果測定システムは人感センサーやAIなどを搭載したデジタルサイネージで客観的に判定することができます。

 

・効果測定で分かること

効果測定システムでは「いつ、どんな人に注目されているのか」を知ることができます。結果は数値化することができるので、デジタルサイネージでコンテンツを運用する際の目安となります。

 

・効果測定の活かし方

デジタルサイネージの導入前に設置場所の混雑度合いを測定し、導入後には混雑度合いと注目率を測定します。導入前後の数値を比較することで正確な情報が把握でき、コンテンツの運用スケジュールが立てやすくなります。測定効果を活かしてこそ戦略的なマーケティングにつながるので、内容だけでなく設置場所の検討など多方面に活用していきましょう。

 

・効果測定を有効に使うには

デジタルサイネージを視聴しているユーザーが、想定していたターゲット層とマッチしているかを調べましょう。また、コンテンツが最後まで見られているのかも調べると、内容の適切さを見直すきっかけにもなります。たとえば画像の表示速度やフォントデザインなど細かな改善に役立てるといった場合にも活用できます。

また、効果測定は一時的ではなく長期的に使うことで、よりユーザーの関心を引きやすいコンテンツ作成に利用することができます。

 

 

■デジタルサイネージの効果測定を活用したコンテンツ

 

デジタルサイネージの効果測定を反映したコンテンツを配信することで、高い宣伝効果が得られるようになります。ヘアサロンに導入されている測定効果を活用した事例をご紹介いたします。

 

・サキザキテルコ

「サキザキテルコ」とは株式会社デジタルガレージマーケティングテクノロジーカンパニーが提供するデジタルサイネージメディアで、ヘアサロンを利用する女性を対象に2020年8月から運用が開始されています。2020年12月には全国で7,200台以上も活用されており、月間リサーチ数は70万人を突破しています。

サキザキテルコでは美容、食、ファッション、エンタメ、ライフスタイルなど生活に役立つ知識を分かりやすく、飽きがこない長尺動画で解説します。

各席に1台ずつデジタルサイネージを設置してサキザキテルコを配信することで、ユーザーはゆっくりと情報収集ができます。広告主側は宣伝をしながら視聴回数を測定、分析することでコンテンツのブラッシュアップが目指せるという仕組みです。

 

・デジタルサイネージはWIN-WINを築く

ヘアサロンの所要時間は平均90分とされており、動くことができないユーザーはスマートフォンを見る、雑誌を読むなどが一般的でした。デジタルサイネージがあることで、ユーザーは時間を持て余すことがなくなり、美容師とユーザーのコミュニケーションがしやすくなりました。さらに、デジタルサイネージで広告を配信することで、サービス紹介や商品の販促、コンテンツ自体のブラッシュアップにつながります。

 

 

デジタルサイネージは情報を伝えるだけでなく、どう運用するかを考えることが重要です。コンテンツは視聴回数を確認して定期的に見直しましょう。デジタルサイネージから多くのメリットを得るには、効果測定の結果を反映させた運用を考えることが重要と言えます。

 

 

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