デジタルサイネージコラム
いきなりですが、みなさんは、電子ペーパーをご存じでしょうか?
電子書籍などを活用されている人はすでになじみ深いと思いますが、紙の長所とされる視認性や携帯性を持った表示媒体で、表示内容を電気的に書き換えられるものを表します。
弊社では「デンシペーパーサイネージ」という名前で2023年2月末より販売開始いたします。
さっそくレビューも含めて記載したいと思います。
■ 液晶でもない、LEDでもない、全く新しい形
2023年にこの電子ペーパーの特性を活かした全く新しい形のデジタルサイネージが誕生しました。
最初に手にとった感想は、軽い!そして鮮明で美しい。これは期待感が高まります。
その特性は以下の「デジタルサイネージの3つの課題」をクリアしたものになります。
・強い外光などの明るい環境下での利用
・電源確保(邪魔なコード類)
・適正なサイズ感
この3つの課題はデジタルサイネージを設置する上ではどうしても付きまとう要素となってしまうデメリットが付きまといましたが、電子ペーパーの技術を使ったデジタルサイネージはなんと、
・表示する上での電力は不要。電源がいらない!
・明るい場所ほど良く見える。明るければ明るいほど綺麗に見えます。
・カラーでも表示できる。このモデルは赤、黄、白、黒4色ですが、綺麗に見えます。
・目に優しい。一言でいうとペーパーライクでポスターを見ているような感覚です。
というメリットを兼ね備えております。
今まで実現できなかった「ここに設置したい!」を実現可能にし、例えば次のような設置場所で情報伝達をする事が出来るようになります。
例えば
・電源が確保しづらい、店舗中央部の商品棚
・そもそも電源が確保できない場所
・外光(太陽光)が入る明るい環境
・流動的な設置環境や期間限定の設置環境
・紙のメンテナンスが面倒な場所
このように、電子ペーパーサイネージは今までのデジタルサイネージのよくある課題を解決しており、本当はデジタル化したかった場所も、手間なく情報伝達ができる革新的なツールとなります。そしてスマホアプリ(※iOS,Android)から専用アプリで簡単に内容を転送する事が可能です。めちゃくちゃ便利です。
今後はラインナップも増えて、潜在的な利用シーンが増える事が期待されています。
■ 第一弾は7.3インチ両面4色カラー
・7.3インチ、両面、4色カラータイプの特徴
●表示用の商品電力 0W
●赤、黄、白、黒、の4色カラー表示
●7.3インチでコンパクトな両面表示ツール
●単4電池で動作(データ入れ替え時)
●スマホアプリで簡単更新
解像度800x600pixel
●アスペクト比 16:9
●画面サイズ 約160mm×96mm
●外形寸法 約 W173mmx H142mm xD73mm
●重さ 0.2Kg
これは、卓上や商品棚での使い道が多種多様にありそうです。POPを全部これに変えたい!ですね。
商品の補足説明やPOPなどはいまだに紙やポップを利用する事が多く、何かと手間がかかってしまう難点がありましたが、この電子ペーパーサイネージは、当然電気を利用しないのと、紙を破棄する必要が無いため、堂々と「エコロジー(ecology)×デジタル(Digital)」を掲げる事のできる、時代に合わせたツールであると言えるでしょう。
■ 今後、続々増えるラインナップに期待。
もちろん,ここから続々とラインナップが増えて、ますます期待が高まる製品である事は間違いありません。
■ 第二弾は42インチサイズでIP65(屋外利用可能)モノクロ表示(2023年春発売予定)
このサイズはモノクロですが、例えば屋外環境の太陽光を利用して表示するため、工事現場の工程表や、建設業の許可票など、義務化された掲示物の電子化も簡単に実現する事もできますし、ビルのテナント表示も張り替える手間なく、綺麗(紙のイメージ)で表現できてしまいます。デジタルサイネージ化するまでもなくデジタル化したら便利!という場所にはとても良いソリューションだと思います。
<※予定されている概要スペック>
アスペクト比率4:3 ,表面強化ガラス搭載アルミフレーム,解像度2880x2160pixel
■ 第三弾は13.3インチの屋内フルカラーモデル(2023年夏発売予定)
このサイズは、今までのデジタルサイネージのパッケージとして最小の32インチの約半分のサイズとなり、表示する電源も不要なので、販売促進としての活用方法を大きく広げてくれるツールとなるでしょう。
今まで紙でしか実現できなかった製品の補足説明などに活用できそうです。小型販促ポップとして活躍しそうです。
<※予定されている概要スペック>
アスペクト比率4:3 ,屋内用,フルカラー32000色,解像度1600×1200 pixel
■ 第四弾は25.3インチの屋内フルカラーモデル(2023年秋発売予定)
このサイズはまさにポスターや掲示物の置き換えに最適なサイズとなります。
例えば、店舗の入り口中央に位置するVMDテーブルなどでのデジタル訴求などの用途が期待されます。その他、壁がある箇所を選びがちなデジタルサイネージですが、これであれば正直どこでも設置できそうですね。
<※予定されている概要スペック>
アスペクト比率16:9 ,屋内用,フルカラー32000色,解像度3200×1800 pixel
※仕様は2023年2月時点の予定スペックとなります。今後アップデートによる変更を伴う場合がございます。
■ まとめ
このように「電子ペーパーサイネージ」は昨今の時代に合わせた「エコロジー×デジタル」を両立させた、時代に追いついた革新的なツールになることが期待されています。
デジタルサイネージのように情報力の多さを必要としない、シンプルな訴求という点ではこの電子ペーパーサイネージに勝るものはないのでは?と思います。
弊社では、LEDビジョンとデジタルサイネージでお客様の課題を解決!をテーマに活動しているため、今後は時代に合わせた課題解決も実現できる可能性を感じており、いち早く「電子ペーパーサイネージ」の販売をスタートします。第一弾7.3インチのデモ機も準備しています。デモ在庫は希少となっていますので、お問合せはお早めにお願いいたします。
「デンシペーパーサイネージ」のカタログは こちら から
詳しくは弊社営業担当に お問合せ ください。
エヌエスティ・グローバリスト株式会社
デジタルサイネージ事業部