デジタルサイネージコラム
こんにちは!いつもディレクターズコラムを読んでいただきありがとうございます
本日はデジタルサイネージのメリットについて書きたいと思います。
ずばり!デジタルサイネージのメリットは、
人がやるには難しいミッションを担ってくれることです。
デジタルサイネージは物として捉えてしまうと、例えば
・導入すれば集客してくれるもの
・導入すれば売り上げアップにつながるもの
・導入すれば広告収入が得られるもの
・ディスプレイ看板で、店の装飾品の一部
などというイメージが一般的ですが、「物」として見てしまうと、
・テーマが決まっていない状態で、売るものだけあるのでとりあえず出店する。とか
・安い空き物件をみつけたので、とりあえず店を出店する。
ように計画性の無い「運任せ」のビジネスをするようなことに近い感覚なので、
このようにイメージすると「メリット」に出会う確率は少ないかと考えます。
■概念図から捉えるデジタルサイネージ
視点を変えてデジタルサイネージは「手段」として捉えてみましょう。
デジタルサイネージはそもそも
課題解決のために、
皆さまが苦労して集めた膨大なマーケティング情報から
「伝えたい情報」「伝えるべき情報」を
どんなコンテンツを生成し
それを効率よく伝えるための仕組み(アプリケーションや運用方法)をどのように構築し、
どんなターゲットに、どんな場所(ロケーション)で
どんな見せ方(表示装置)をすべきか?
というストーリーで捉えることができます。
このストーリーを図にしたものが、弊社作成の「デジタルサイネージ概念図」になります。
この図からは、デジタルサイネージを導入する際に、きちんと目的があり、手段として捉えるべきだと理解できるはずです。
これを理解していただいた上で、デジタルサイネージが最も得意とするミッションについて考えてみましょう。
デジタルサイネージが最も得意とされることは
特定の場所で、複数の情報を、継続的に(時に日時別に)、情報伝達の品質を変えずに、視覚的に訴求しつづけられることです。
これって、人がやるにはかなりハードルが高いミッションだと思いませんか?
これがデジタルサイネージの最大のメリットになります。
看板にも出来ない、人でも難しい、デジタルサイネージだけが得意とすることです。
この活用方法がわかると、どんな場所でどんなコンテンツを流すべきか?も当てはめやすいですし、コンテンツの精度のブラッシュアップもしやすくなると思います。
メリットがいまいち見いだせない!とおっしゃる方々の多くは、デジタルサイネージを単なる「ディスプレイ」だと思ってしまっている事や「物」的な捉え方をしてしまっている方々が多いのが現状です。
その原因は「デジタルサイネージ」という言葉の定義が「広くて曖昧」という一言につきるでしょう。
「デジタルサイネージ」と言う言葉は「食べ物」と同じくらい範囲が広い言葉です。
例)何か食べ物食べたいから、食べ物や行きたい!みたいな感じです。
現在デジタルサイネージ導入を考えていらっしゃる、または、サイネージを導入しているが、活用できているか?が分からない方など、このコラムを読んでいただいた方は、是非とも「デジタルサイネージ概念図」を見ていただき、順をおって整理してみる事をお勧めします。
「デジタルサイネージのメリット」について、理解し、活かす事ができれば、デジタルサイネージは大きな付加価値を生む装置に生まれ変わります。
エヌエスティ・グローバリスト株式会社
デジタルサイネージ事業部
アソシエイトクリエイティブディレクター
加藤 純通