デジタルサイネージコラム
こんにちは!
デジタルサイネージ部の松本です。
前回までのコラムではデジタルサイネージの基礎的な部分から、種類、
活用事例をご紹介してきましたが、今回は少し違った内容でお話していきたいと思います。
デジタルサイネージときくと、電子看板として駅や店舗・商業施設などに設置され、情報を表示したり、電車内だと広告が流れていたりするイメージが強いのではないでしょうか??
実はデジタルサイネージは、電子看板としての利用以外にもインテリアなどの店内装飾や空間演出の一つとして導入されている事例も多くあるんです。
そこで、今回はデジタルサイネージを空間演出としての利用した際のメリットやその活用事例をいくつかご紹介します
店舗によっても、様々な活用のアイデアが浮かんでくるかと思いますので、ぜひ参考にしてみてください!
■ デジタルサイネージを使った空間演出
お客様がお店に足を運ぶ理由として、商品購入やサービスを受ける目的があるかと思いますが、実はそれだけではなく、その場の雰囲気を味わいたい、といったものも含まれています。
例えば、ある飲食店に訪れる時にもちろん美味しいメニューを目的に来店されますが、
「くつろげる空間」や「癒やされる空間」または「非日常感」がそこにあるから。
といった理由で来店されている方も実は少なくありません。
そういった方は商品やサービスだけではなく、その空間自体に価値を感じ、それに対してお金を支払われています。
このようにインテリアや空間に付加価値を付けられるかは、集客の面や、お客様の満足度という観点から見てもとても重要です。
先程も少しお伝えしたように、デジタルサイネージは、広告や情報案内だけではなく、
こういった空間演出にも活用ができます。
また、デジタルサイネージに関しては、
・映像の種類は豊富にあり、明るさの度合い(輝度)を空間に合わせ微調整することが可能
・音と合わせて表現することが可能となり、記憶に残る演出を提供できる
というような特徴もあるため
空間演出に向いてると考えられています。
その上で、デジタルサイネージを利用した空間演出に関して、多くのメリットが
あります。
■ デジタルサイネージをつかった空間演出のメリット
デジタルサイネージを利用した空間演出のメリットとしては
・口コミ拡散
・店内の内装イメージを簡単に変更
といったものがあります。
最近ではSNSを利用される方が年々増加しており、
自分が体験したことや、見たものを友だちや知り合いに「共有」する機会が
非常に増えています。
そんな中、デジタルサイネージを使った目新しい空間演出は
写真や動画付きで投稿され、一気に口コミとして拡散されます。
そうなれば高い集客効果も見込めますし、
お店としては、店舗自体が集客の看板となるので
これほどいいことはないですよね。
またデジタルサイネージでの演出であれば
アナログの演出とは違い、
時間や場所、ターゲットに合わせて内容の変更が遠隔からで簡単に行うことができます。
これにより、来店するたびにお客様は新しい体験をすることができるので、
お客様の再来店や来店動機につなげることもできます。
■ デジタルサイネージを使った演出事例
では実際の空間演出としての導入事例をご紹介したいと思います。
1つ目は、飲食店の事例です。
このお店では、店舗の壁面にプロジェクターを使った演出を行っており
お店自体の内装をデジタルサイネージで囲むことで、店舗とは別の空間を演出しています
お客様はお食事と、四季折々の映像を同時に楽しむことができ、
新たな付加化価値を感じていただくことができます。
お店全体の演出が可能になるので、記念日や家族の食事の際の演出としても
利用できそうですね。
2つ目はクリニックの事例です。
このクリニックはビル内テナントということで、店内に窓が無く、
少し室内に圧迫感を感じておりました。
そこで
待合室の壁面に薄型のディスプレイを数枚設置、ディスプレイに窓枠を取り付け、
浜辺と海や星空の映像を表示させることにしました。
待合室にある窓から外が見えるというコンセプトで癒やし効果もあり、
患者様からも落ち着くなどのコメントを多くいただけるようになりました。
またデジタルサイネージの特徴を活かし、時間に合わせて、映像も朝から昼、昼から夜にと流れていくように設定することで、よりリアル感をだした空間演出を行っています。
■ これからの顧客体験に求められるもの
昨今では、インターネットやSNSなどの普及に伴い消費者ニーズの高度化が進み、サービスや商品の差別化がどんどん難しくなっています。
実際、「時代はモノ消費からコト消費へ」といった言葉も、よく聞くようになりました。
今後、サービスや商品に付加価値を付けることで、顧客獲得や顧客満足度につながる経験を提供することが必要不可欠になってくることは間違いないですね。
そういったときに、デジタルサイネージを活用した空間演出が
新たな顧客体験の一つとなるのではないでしょうか??
■ まとめ
お店にとって居心地や雰囲気によって商品の価値があがったり、その場にいるだけで
素敵な時間が過ごせるようになるための空間演出はとても重要なテーマです。
その中で内装の一部にデジタルサイネージを加えてみることで
今までにない新たな空間演出を行うことができ、
お客様が価値を感じる空間つくり、差別化につながるのでないでしょうか。
デジタルサイネージをつかった空間演出に興味がある方は、
ぜひ一度弊社までお問い合わせください。
では、次回のコラムでお会いしましょう!
エヌエスティ・グローバリスト株式会社
デジタルサイネージ事業部
VX coordinator
松本 好史