デジタルサイネージコラム
デジタルサイネージを導入する場合、どのようなコンテンツを表示するのかも非常に重要です。コンテンツには種類があるので、目的に合わせてコンテンツを作りましょう。
今回はコンテンツの種類についてご紹介いたします。
■デジタルサイネージのコンテンツはどんな種類がある?
・静止画コンテンツ
デジタルサイネージに使われるコンテンツの中でも手軽に使えるのが静止画です。紙のポスターに代わるものとして、特に広告やインフォメーションとして活躍しています。
デジタルサイネージは紙のポスターと比べて画像の差し替えが自由にできることと、鮮やかで美しい画像で訴求できることが魅力です。
人通りの多い場所や広い場所に設置されることが多いので、たくさんの人の目に留まるように、見やすくてわかりやすいデザインを採用することが重要です。
・動画コンテンツ
静止画だけでなく動画を流すことができるのは、デジタルサイネージならではの強みであり、動きや表情なども伝わる動画コンテンツは静止画以上の訴求力が期待できます。また同じ動画を繰り返すだけでなく、時間帯やデジタルサイネージの前を通る人の属性などに合わせて違う動画を流すことも可能。さらに、テロップを入れることで情報をより詳しく伝えることができるようになります。
・音声付きコンテンツ
音声がついた動画や画像を使ったコンテンツは、視覚だけでなく聴覚にも訴えることができるので、より幅広い演出が可能になります。ただし、公共の場に設置するときは音量に制限がああったり、人通りが多い場所だと音声が聞こえにくいこともあります。
音声付きコンテンツは、目的や設置場所などに合わせて取り入れることで、より効果を発揮してくれます。
■デジタルサイネージの種類によっては可能なコンテンツ
・タッチパネルコンテンツ
最近はスマートフォンやタブレットが普及していることもあり、タッチパネル式のデジタルサイネージをタッチ操作することに抵抗のない人もたくさんいます。そのため、商業施設や公共施設、観光、交通機関の案内板、イベント告知などで広く導入されています。
ユーザーにアクションを促して双方向にやりとりをするシステムなら、ユーザーの満足度を上げることができるとして注目されています。
また訪日外国人に向けたサービスとして、タッチパネルで言語を選べるようにするという活用方法も広まっています。
・プロジェクションマッピング
プロジェクターを使って壁や柱などに映像を映すプロジェクションマッピングは、空間全体を使った演出が可能です。
立体感のある映像にはインパクトがあり、大きな訴求効果が期待できます。ディスプレイモニターとは違う、大きなスクリーンや壁などに映し出される映像は見た人に強い印象を残してくれるでしょう。
たくさんの人が集まる場所で利用されることが多く、企業ブランディングの目的や地域活性化、顧客満足、集客などのために採用されています。
・Webコンテンツ
ディスプレイをパソコンに接続することで、Webコンテンツをそのままデジタルサイネージとして利用することができます。デジタルサイネージのためのコンテンツを作る必要がなくなるため、新しい情報をスピーディーに発信できるのが魅力です。
さらにタッチパネル式のディスプレイを採用することで、ユーザーが情報を見ながら操作をすることが可能です。HTML5対応のブラウザを使えるデジタルサイネージならば、まるでスマホを操作しているような感覚でユーザーに情報を見てもらうことができます。
■コンテンツ内容の種類
・販促
お店で使われるのが販促コンテンツです。
店頭での販売促進、商品紹介、キャンペーンやセールの告知などさまざまなシーンでデジタルサイネージは活躍しています。
・インフォメーション
インフォメーションコンテンツは、人々が知りたいこと、最新の情報を表示させるもののことを言います。
情報案内コンテンツとしてデジタルサイネージの可能性は幅広く、高速道路や鉄道など交通機関の運行情報や最新のニュース、天気予報などさまざまなシーンで活用されています。
・広告
広告費をもらって映像を表示させるのが広告コンテンツです。
ポスターや電車の中吊りなどに代わる広告の手段として注目されていて、ビルに設置される大型ビジョンや駅構内、電車内などで取り入れられています。
・空間演出
モニターの中に映像を映すのではなく、空間全体を使ったさまざまな演出をすることができるのがデジタルサイネージの空間演出コンテンツです。
建物の外壁や施設内の広い壁などを使ったデジタルサイネージは、プロジェクターやLED照明を使い、たくさんの人の目を引く映像を映し出します。
・防災
多くの人が集まる公共施設や商業施設、大きなビルなどで活躍しているのが、気象警報や地震の情報、避難情報といった災害に関わる情報を自動配信するデジタルサイネージです。
また、普段は災害に備えるために知っておきたい情報を発信することで、防災の意識を高めることにも繋がるでしょう。
デジタルサイネージを導入する際には、デジタルサイネージ本体と発信するコンテンツの相性を考慮することが大切です。取り入れる目的や発信するコンテンツに合った方法でデジタルサイネージを活用しましょう。