デジタルサイネージコラム
こんにちは!
デジタルサイネージ部の松本です。
今回は、デジタルサイネージの種類について詳しくお話していきたいと思います!
「デジタルサイネージの種類?」
そう思った方もいらっしゃるかもしれませんが、種類といっても
運用面で考えれば大きく、2つのタイプに分けられます。
①スタンドアロン型 ②ネットワーク(クラウド)型
そして、この2つのタイプには、
おすすめの設置場所や運用方法などそれぞれにメリット、デメリットが存在します。
ということで、今回のコラムでは、デジタルサイネージの種類を説明しつつ、
今後導入したいと考えている方向けに、どのタイプのデジタルサイネージが良いか判断できるような内容にしていきますので、ぜひ最後までご覧くださいね!
■ スタンドアロン型とは?
ということで早速一番目のタイプということでスタンドアロン型のデジタルサイネージについてお話していきます。
スタンドアロン型とはずばり
プレーヤー内蔵型のディスプレイを使用したデジタルサイネージのことを
さします。
インターネットなどのネットワークにつなげる必要がないので、機器単体での運用が可能です。
つまり電源と設置箇所さえあれば、導入してその日から利用可能なタイプです。
表示させるコンテンツに関しては、一般的にUSBメモリーやSDカードに保存されたものを使用し、それらを機器に差し込むだけでディスプレイに表示されます。
「スライドショー機能」がついているものが多く、USBやSDカード内の画像や動画を繰り返し再生することが可能です。
コンテンツの情報や内容の変更・更新をしたいときは、USBメモリーやSDカードを一度取り外し、中のデータの変更・更新作業を行う必要があります。
■ スタンドアロン型のメリット・デメリットは
◇メリット
・デジタルサイネージ本体さえあれば、即日運用開始可能!
・インターネット環境も必要なし
・設置工事なども必要がないので、初期費用を抑えられ、比較的リーズナブルに導入可能!
・ランニングコストなどはかかりません
◇デメリット
・使用するディスプレイの機能によっては、登録できるコンテンツに制限がある
(たとえば動画と静止画を混在しての表示やコンテンツのレイアウト構成にも限りがあるなど)
・コンテンツを変更・更新する際に、設置しているディスプレイまで行きUSB等の差し替えが必要なため、現場での工数がかかってしまう
(リアルタイムな更新が大変)
となります。
使い方自体が非常にシンプルで簡単なので、初めてのデジタルサイネージ導入の際にはとても良いでしょう!
そんなスタンドアロン型がおすすめな方の特徴は
・初期費用をできる限り抑えて導入したい方
・コンテンツの更新頻度があまり高くない場合
・スタンド式にしていろいろな場所で使いたい方
・自社ですべて運用したい場合
となります。
特に個店での訴求で使いたいという場合は、スタンドアロン型で十分かと思います。
ポイントとしては、コンテンツは、いかに見てもらうかが重要になってきますので、
時間帯や曜日、天候ごとに訴求ポイントを変更したコンテンツをあらかじめ用意しておき、
タイミングに合わせて現場でコンテンツの切り替えを行うと、さらに効果は高まります。
■ ネットワーク(クラウド)型とは?
ネットワーク(クラウド)型はインターネットなどのネットワークに接続し、遠隔からでも配信可能なデジタルサイネージです。
インターネット上のクラウドを活用して配信ができますので、ネットワークを通じて様々なコンテンツを配信したり、スケジュールを組んで表示時間を決めることも
可能です。
コンテンツの更新は、遠隔からの操作が可能でリアルタイムに情報の更新ができます。
■ ネットワーク(クラウド)型のメリット・デメリットは?
◇メリット
・パソコン1台で簡単更新(タブレットで可能なものもあり)、その更新内容がリアルタイムに適応される
・複数のデジタルサイネージにも一括してコンテンツの更新が可能
・複数拠点の一括配信やスケジュール設定など、デジタルサイネージの管理工数削減
◇デメリット
・ネットワーク環境が必要
・ライセンス費用やクラウド使用料などランニングコストがかかる
・配信方法に関して、操作を覚える必要がある
となります。
チェーン展開されている店舗や、複数のディスプレイを管理・更新作業などを
行う場合は、ネットワーク型を検討するのがいいでしょう。
ネットワーク型がおすすめな方の特徴は
・リアルタイム更新を行いたい方
・複数拠点への配信や、更新作業を行いたい方
・頻繁にコンテンツ更新を想定している方
です。
ネットワーク型のデジタルサイネージは、導入にあたり機器やネットワーク環境、コンテンツ制作、ライセンス費用などのランニングコスト含め、導入にあたっては
予算と照らし合わしながらしっかり検討していきましょう。
またネットワーク配信型は、運用に時間がかけられないという方向けに、
外部への運用のアウトソースがおすすめです。
そうすることで、本来の仕事に集中しながら、デジタルサイネージに関しても
的確に配信を行い、効果を上げることが可能となります。
■ まとめ
デジタルサイネージの種類ということで、
今回はスタンドアロン型、ネットワーク型の2種類について詳しくご紹介させていただきました。
それぞれに特徴があるので、ぜひ皆さんの運用環境に合わせて選択頂ければと思います。
ではまた次回のコラムでお会いしましょう!
エヌエスティ・グローバリスト株式会社
デジタルサイネージ事業部
VX coordinator
松本 好史