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LEDビジョンを導入する際に
知っておくべき事とは?
注意点を解説

LEDビジョンは色鮮やかな明るい映像で道ゆく人々の目を惹き付けることができ、広告効果が高いものです。さまざまなメリットを持つLEDビジョンですが、実際に導入を考える上で、LEDビジョンがどんなものなのかについて良く知っておく必要があります。そこで今回はLEDビジョンの注意点について紹介させていただきます。

LEDビジョンの基本的な注意点

まずはLEDビジョンの基本的な注意点を3点ご紹介いたします。
・耐用年数
耐用年数はメーカーや種類によって異なります。もし使用したいと考えているメーカーがある場合は直接メーカーに問い合わせる方が確実です。LEDビジョンの場合、耐用年数ではなく動作時間を目安に設定しています。一般的に4万~5万時間を動作時間としているケースが多く、単純計算で24時間作動させっぱなしにしている場合は4万時間で4年6ヶ月ほど、1日12時間作動させる場合は9年2ヶ月が耐用年数となります。ただし設置場所など、条件によって変動することもあります。LEDビジョンは電子機器ですので、定期的にメンテナンスを入れるなどして、問題があった場合はできるだけ早期発見と改善を行うことが重要です。
・消費電力
当然のことかもしれませんが、消費電力はLEDビジョンの大きさによって変わります。また、電気は契約内容によって変化しますので、まずは電気プランの確認を行いましょう。ほかに、LEDビジョンをどのくらいの明るさで使用するかによっても消費電力が異なります。例として、300mm正方形で最大消費電力が50wのLEDビジョンを使用する場合についてご紹介いたします。単体で使う場合は50wとなりますが、繋げて大型ディスプレイにする場合は繋げた枚数分消費電力も多くなります。10枚繋げた場合は500kw/hとなり、1日12時間作動させた場合、1kw/h単価27円で計算をすると1ヶ月30日としておよそ4,860円になります。1日あたりおよそ162円ということなので、年間でおよそ59,130円となります。
・重量
重量も商品によって異なります。50cm四方のパネルでは1枚およそ8kgです。200cm×150cm のサイズを作る場合は単純計算で12枚のパネルが必要になり、総重量は96kgとなります。大型のLEDビジョンを設置する場合は、かなりの重量になります。設置する場所がLEDビジョンの重さに耐えられるかという点もしっかり考えなくてなりません。そのためにも、パネルを繋ぎ合わせたいと考えている場合は、1枚あたりの重量はもちろん、総重量も考えて設置場所を決めるようにしましょう。

屋外型と屋内型の違い

LEDビジョンには屋外型と屋内型の2種類があります。具体的にどのような違いがあるのか、4つご紹介させていただきます。
・熱対策が必要
LEDビジョンは熱に弱いというデメリットがあります。そのため、屋外用は夏など猛暑時期の熱対策が必要不可欠です。ディスプレイ表面に直射日光が当たると、非常に高温になるため触れると火傷する恐れがあるため注意が必要になります。熱の影響を受けやすい屋外用LEDビジョンには耐熱性に優れた素材が使われており、電子部品内の温度が放出されやすいという特徴を持っています。熱の放出には冷却ファンがついているタイプと、ついていないタイプがあります。ついていないタイプでも屋外用であれば放熱効果がありますので、屋外で使っても問題ありません。
・劣化に強い素材が必要
LEDビジョンを屋外に設置すると雨風などの影響を受けてしまうため、屋内用と同じ素材で作ってしまうと劣化が早くなります。特に紫外線の影響は大きく、熱対策以外に紫外線対策も必要になります。高い耐久性をもつ素材を使うことで、屋外であっても紫外線などの影響を受けにくく、長期間使えるようになります。
・防水機能が必要
電子機器にとって水は非常に厄介なものです。繊細な電子機器は少し水に濡れただけでも故障に繋がりかねません。そのため、屋外用のLEDビジョンには悪天候でも耐えられるような高い防水性が求められます。防水性の高い素材の使用はもちろん、内部構造も水が入りにくい工夫が施されています。
・明るさ
屋内用と屋外用の大きな違いとして明るさが挙げられます。屋外で使う場合、直射日光に負けないほどの明るさが無ければ視認性が下がってしまい、広告効果がなくなってしまいます。ディスプレイの明るさのことを輝度(cd:カンデラ)と呼びますが、屋内用LEDビジョンは1,000~2,000cd、屋外用では5,000~10,000cdが明るさのメインとなっています。屋外用は最低でも2,000cd以上が必要といわれており、視認効果が高く目立つように設置するのであれば、最低でも5,000cd以上が必要になります。どのような目的でどこに設置するのかを考えたうえで明るさを考える必要があります。

見え方について

見え方についての注意点は2つあります。高精細な画像のみが正解ではありませんので、目的に合わせてLEDビジョンを選びましょう。
・画質
LEDビジョンは液晶ディスプレイに比べて画像が荒いといわれます。間近で見れば画像の荒れが分かりやすいですが、遠目から見ると全く気にならないこともあります。特にLEDビジョンの画質は、ピクセルピッチを移動させることである程度調整できますので、遠くからの視認効果を求めることを目的とする場合は高精細である必要はありません。また、LEDビジョンであっても4K対応の高画質対応タイプもあります。LEDビジョンを設置する場所に合わせて画質を決めることが重要です。
・視認距離
視認効果と何度も述べてきましたが、視認効果を得るには視認距離を正確に把握しておく必要があります。適正な視認距離はピクセルピッチによって決まります。視認距離は以下の公式によって求めることができます。ピクセルピッチ(mm)×1.16=適正視認距離(m)たとえばピクセルピッチが5mmの場合、5×1.16となり、5.8mが適正視認距離となります。5.8mより近くなると、画像の荒れが分かりやすくなってしまい、ユーザーに見づらいと感じさせてしまいます。この式を応用することで、どの距離まで視認効果を得たいかなどを考えることができます。ピクセルピッチの調整によって費用を抑えてLEDビジョンを使用することができます。ピクセルピッチの調整は業者に依頼することになるので、依頼をする際に業者に相談をしてから決めるようにした方が良いでしょう。

法的規制についての注意

LEDビジョンを設置する際の注意点はLEDビジョン本体に限ったことではありません。法的規制による注意点もあります。知らずに設置してしまうと違法になることもありますので、しっかり法的規制の注意点も確認しておきましょう。
・屋外広告物条例
屋外にLEDビジョンを設置する場合、事前に屋外広告物条例等を確認しなければなりません。屋外に設置する看板等は全て屋外広告物として扱われるため、LEDビジョンの大きさに関係なく確認しましょう。国によって屋外広告物法という法が定められており、さらに都道府県や市によって法律を基に作成した条例等が定められています。屋外にLEDビジョンの設置をする場合は屋外広告物法と条例に則って設置しなくてはなりません。たとえば設置したい場所の近くに学校や病院といった公共施設があると、行政許可が下りないことがあります。また、屋外広告物法以外にも地域によっては景観法という法律によって看板類の設置が制限されていることもあるので注意が必要です。LEDビジョンを設置する場合は条例と共に必要な申請などを把握しておくと準備を進めやすくなります。
・道路交通法
道路交通法では道路交通法第1条によって、「道路における危険を防止し、その他交通の安全と円滑を図り、および道路の交通に起因する障害の防止に資すること」と定められています。そのため、道路に直接LEDビジョンの設置をすることはできません。また、道路交通法に似た法律で道路法というものがあります。道路法第1条では「絽網の整備を図るため、道路に関して、路線の指定及び認定、管理、構造、保全、費用の負担区分等に関する事項を定め、もって交通の発達に寄与し、公共の福祉を増進」を目的にしています。道路法によっても、LEDビジョンが道路に直接設置できないことが定められています。万が一、道路にLEDビジョンが一部突き出してしまうという場合は道路交通法に則って道路使用・専有の許可を求めなければなりません。
・その他
設置が可能であっても、広告物であるLEDビジョンが地上4mを越えている場合は工作物申請が必要になります。これは建築基準法によって定められているもので、重たい看板類が落下することで事故につながることを防ぐために必要なことです。また、建築基準法では防火地域内にある看板等で建築物の屋上に設けるものや高さが3m以上のものは主要部分を不燃材料で作成し、覆うことが義務付けられています。
<法や条例を守らなかったら…>
もし屋外広告物法を守らなかった場合、重い罰則では1年以下の懲役又は50万円以下の罰金となります。看板で宣伝していた商品はもちろん、設置した企業にとっても大変不名誉なことになりますよね。違反している場合、いきなり罰則が課せられるというわけではありません。事前に自治体などから、条例に反しているので撤去をする旨の忠告が入ります。通達を無視して設置を続けた場合、強制的に撤去され撤去費用も請求されることになります。このような事態を避けるためにもしっかり法と条例を確認し、問題がないことを確認してから申請を出しましょう。もし問題があった場合は申請が通りません。
まとめ
LEDビジョンの設置に関する注意点は意外に多いということがお分かりいただけましたでしょうか。LEDビジョンを効果的に使用したくても、法律によって設置ができないということにならないためにも、事前に法や条例の確認をすることは必要です。LEDビジョンをうまく活用するためにも、困ったことや疑問点は専門業者と相談してみると解決策が見つかるかもしれません。