お客様の中で、今どんな環境で、どんな事に課題があるのか？また、どこ(場所)
でどんな情報(コンテンツ)を誰に伝えるのか？使える予算はどれくらいあるのか？
など社内でデジタルサイネージの検討に至った経緯をまとめておきましょう。

この情報はお客様にとっても、弊社にとっても最も重要な項目で、お客様の目線に立った
ご提案やアドバイスができるかどうか？が大きく左右されます。

デジタルサイネージは導入してからがスタートです。継続的にターゲットへメッセージを届けるために訴求し続ける必要があるため、デジタルサイネージとターゲットの関係性を整理しておきましょう。

また、デジタルサイネージ以外の媒体などでクロスした訴求を行うと、より効果が高まるため、お客様の伝えたい情報や伝えるべき情報も整理しておきましょう。(CM、チラシ、POP、内装、商品など弊社には関係ないと思われがちな情報も実は非常に重要な項目です)

ここまでを整理したら、今度は「デジタルサイネージでどんな結果が得られるか？」を想定論でも良いので目標設定をしましょう。弊社は(段階的な）フェーズ分けした提案も可能ですので夢物語でも構いません

目的から目標まで整理できたら、今度は方法論を議論するフェーズになります。この方法論こそがデジタルサイネージとなります。

ターゲットに対してどこにディスプレイを置いたら効果的か？、どれくらいの大きさが訴求力があるか？、ターゲットに対して何か有効的な「しかけ」を投入できるか？、音響設備は必要か？など、これらをどのような運用方法でカバーできるか？をプランニングし、ハードウェアからシステムまで、何が最適なのか？をコストと照らし合わせて検討する必要があります。

この時点で、現地調査をする場合があるため、図面や写真などの現地情報をあらかじめご準備ください。

また、お客様は運用に関わる時間や手間などを整理した上で、運用できるスタッフが確保できるか？運用を委託する方が得策か？などを総合的に判断する必要があります。

デジタルサイネージは「物」として見るのと、ターゲットにピンポイントにメッセージ届ける事ができる「場所」として見るのではそもそも目的が違うという事になります。

言い換えれば、手間がかかってもだれも見ていないデジタルサイネージと、手間がかからなく、ターゲットにメッセージを訴求できるデジタルサイネージ。お客様はどちらを選択しますか？ここについてはコンセプトページで別の視点からも記載しているので、合わせてご覧ください。

ある程度仕組みをご理解いただけたら、今度はその機能（デジタルサイネージで何ができるか？）とメッセージ（コンテンツ）の種類をカテゴライズ(ターゲット別、時間軸、伝えたい内容等）します。

カテゴライズできたら、お客様またはお客様のパートナー企業様と一緒にコンテンツの訴求方法表現方法、など「伝えたいメッセージ」から「伝えるべきメッセージ」までデジタルサイネージに最適化されたコンテンツを作り上げていきます。これはお客様側でコンテンツを作る場合でも弊社からのアドバイスを元に最適化する事が可能です。

もちろんお客様は社内でコンテンツレビューをしたりなど、導入前にある程度のコンテンツをFixして準備しておく必要があります。

また、不測の事故に備えて保守内容を検討していただく必要もあります。

いよいよ設置工事のタイミングです。デジタルサイネージ設備は主にC工事となります。
よって、契約者であるお客様に所有権が引き渡された時点からの工事となります。

C工事は主に内装に関わる工事となりますので、ハードウェアにとっては内装工事時にでる埃などが出ない段階（内装工事の終盤）からOPEN直前に工事を行います。

※もちろんハードウェアを設置するのに必要な補強工事はB工事(建築側区分）となりますので、設計は早い段階で行う必要があります。

設置が終わったら、OPENまでの間に運用のトレーニングを行います。運用とはコンテンツ運用だけでなく、現地でのハードウェアのQ&Aなども含めて行います。

この他に、システム稼働テストなど、万全な体制を整えます。

無事に店舗がOPENしてデジタルサイネージが稼働しは始めたら、ここからがスタートです。
実際には、導入してみてから発見できる課題も多々あります。

デジタルサイネージは紙媒体と違って、コンテンツはいくらでも可変する事ができます。
コンテンツの訴求方法の新たなチャレンジなども含めてお客様の目標達成を目指してサポートして行きます。