デジタルサイネージコラム
販促などに活用されることが多いデジタルサイネージは「大人向け」の媒体だと考えていませんか?しかしデジタルサイネージは、動きや音があることで大人だけでなく子どもにも大きな効果をもたらすことができます。もしお子さんのいる環境があるなら、デジタルサイネージを導入してみませんか?
今回は子ども向けのデジタルサイネージやおすすめの設置場所、活用方法などについてご紹介いたします。
■子ども向けのデジタルサイネージ設置におすすめの場所
可愛らしい動画やわかりやすい写真を利用したデジタルサイネージは、子ども向けのコンテンツとしても有効です。子どもたちが利用する様々な場所にデジタルサイネージを設置することで、多くの効果が期待できます。
・子ども用の商品やサービスを扱う場所
子ども服やベビー雑貨売り場などのディスプレイとしての利用がおすすめです。デジタルサイネージは広告やSNSコンテンツのリアルタイム表示など、バリエーション豊富な配信が可能です。お子さんの滞在時間が増えることで、顧客により興味を持ってもらうことにも繋がります。
・キッズスペースや保育園など
保護者と職員の情報共有としての利用も可能です。デジタルサイネージを活用することでペーパーレス化を進めることができます。その結果、お知らせやポスターなどを印刷・掲示する手間が省けるなど業務の効率化が可能になり、子どもたちとの時間を増やすことにも繋がります。写真や動画を使って施設内の様子をわかりやすく「見える化」することで、保護者の方との新たなコミュニケーションも生まれます。また、朝と夕方で異なるコンテンツを設定することで、タイムリーな情報を伝えることもおすすめです。
・小児科
小児科に子ども向けのデジタルサイネージを導入することで、患者である子どもたちの恐怖心を取り除いたり、正しい情報を伝えたりすることに繋がります。可愛いアニメやスライドによる効果的な動画コンテンツがあれば、子どもたちも安心して治療に向かえるでしょう。医師や看護師の笑顔の写真を時折挟むのもおすすめです。子どもにとって有益なだけでなく、子どもが安心することで保護者の安心感や通院のしやすさにも繋がります。
■現代では多くの子どもが動画に日常的に触れている?
現代では、日常生活の中で多くの動画コンテンツに触れる機会があります。たとえば小学生の多くがYouTubeを視聴した経験があるなど、生活の一部に動画コンテンツが散りばめられていることが多く、教育においても効率的な動画利用の需要が高まっています。デジタルサイネージは静止画や動画を利用して子どもの興味を引く機能が搭載してあり、子どもたちに多くの楽しみや感動を与えることができるでしょう。
■子ども向けデジタルサイネージのコンテンツ作成のコツ
・子どもの不安を取り除けるようなコンテンツ
子どもの気持ちが緊張しているときや、ピリピリとした空間ではデジタルサイネージが非常に有効な役割を果たします。リラックスできるような楽しい雰囲気の配信や、インタラクティブなアニメ、デザイン性に優れたクイズコンテンツなどは、子どもの不安を取り除くツールとして最適です。
・子どもが自分からやりたいと思えるゲーム性
クイズに正解するとキャラクターがアクションを起こすようなゲームは、子どもの「もっとやってみたい」という気持ちを掻き立てます。可愛いキャラクターであればより楽しみながら集中することができるでしょう。自分が画面に映るなど、ディスプレイを利用した楽しみが散りばめられているのもおすすめです。
・簡単な操作方法を心がける
操作方法が複雑なものは子ども向けコンテンツとして不適切です。子どもたちが長く楽しめるように、わかりやすい操作で展開されていくものを作成しましょう。デジタルサイネージを利用する子どもの年齢によっても異なりますが、画面に手をかざしたり、スライドしたりするといった簡単なジェスチャーだけで操作できるものがおすすめです。
・長時間の連続使用やモニターとの距離には配慮が必要
長時間の連続使用は避ける必要があります。身体を動かす時間や睡眠時間をしっかり確保することで身体・精神のどちらの健康にもつながります。じっとしているだけでなく、手足を動かしたり映像を真似したりといった時間をつくるという意識が大切です。また、モニターとの距離が保てるような姿勢を促すなど、さまざまな視点から子どもたちの健康を守れるように配慮しましょう。
■まとめ
デジタルサイネージを有効活用することによって、大人だけでなく子どもにも大きな効果をもたらすことが可能です。その場合は、デジタルサイネージのコンテンツを作る際のポイントをしっかりと押さえておくことが大切です。スマートフォンなどを通して、今後さらに子ども向けのデジタルサイネージのコンテンツは広がりを見せていくことが予想されます。上手に活用して、子どもたちとのコミュニケーションの場を広げていきましょう。