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デジタルサイネージコラム

デジタルサイネージは工事現場にもおすすめ!工事現場で活用するメリットとは

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  • # 活用事例
 

商業施設だけでなく、工事現場などデジタルサイネージが活躍する現場は非常に多く、メリットがたくさんあります。

今回は工事現場にデジタルサイネージを活用するメリットや、上手な使い方についてご紹介いたします。

 

■工事現場でデジタルサイネージを活用するメリット

 

店頭や駅など、人通りの多い場所で見かけることが多いデジタルサイネージですが、工事現場での情報共有などに用いられるケースも増えています。

そこで、工事現場にデジタルサイネージを導入することで得られるメリットや効果について解説します。

 

・情報共有

これまで現場での情報共有は図面によって行われることが多く、その方法では一度に情報共有できる人数は数人程度です。しかし、デジタルサイネージを活用すれば、一回で多くの人に図面や写真を用いながら効率的に必要事項を伝達することができます。

 

・スマートフォンやタブレットと連携可能

デジタルサイネージは、PCやSTBでディスプレイにコンテンツを配信できることは当然として、タブレットやスマートフォンといった携帯端末と連携させて画像等を出力することも可能です。スマホで撮影した現場の写真と共に、注意点を伝えることができるのです。

 

・作業員だけでなく近隣住民への配慮にも使える

現場の近隣に住む住民への配慮にも、デジタルサイネージは使えます。

住民は工事の騒音や振動などが長く続くと、作業員に苦情を伝えることがあるかもしれません。

 

何のために行っている工事で、どの程度の騒音や振動があるのかといった工事の内容をデジタルサイネージで丁寧に伝えておけば、クレームの減少が期待できます。

併せて完成イメージを配信することで、住民に対して配慮をしつつイメージの向上につながります。

 

・現場の安全性向上にもつながる

デジタルサイネージによって情報の伝達が容易かつスピーディーになることは、現場の安全性の向上にもつながります。頻繁に更新される現場の情報を常に表示して、視覚的情報で注意喚起を行うことで、現場での些細なミスや重大な事故を防止することが可能です。

 

さらに、夏場などは熱中症にも警戒をしなければいけませんが、デジタルサイネージを通して熱中症への警戒などを怠ることの無いように伝達を続ければ、作業員の健康への意識を高めることもできるでしょう。

 

■工事現場でデジタルサイネージを活用する方法

 

実際に工事現場でデジタルサイネージを活用する方法について解説します。

 

・図面などの共有

工事を行う中で、事前に配布した図面に修正が入るということは多々あります。

紙ベースでの図面だと、修正したものを印刷して再配布する手間が発生します。

デジタルサイネージを活用していれば、データを修正して配信するだけなので、急な変更にも迅速に対応することができます。また先述のように携帯端末と連携させれば、情報は各作業員に的確に伝わることでしょう。

 

・連絡事項の伝達

連絡事項を全体に伝達しなければいけないという時、作業を止めて全員を集めたり、連絡するために現場中を走り回るのは時間がかかるうえ非効率的です。

 

遠くからでも見ることができるような大型の液晶モニターやLEDビジョンを現場に設置しておけば、数百人にも及ぶような大規模な現場でも、速やかに連絡事項を伝えられます。

 

・朝礼やミーティング

デジタルサイネージはリアルタイム情報や複数のコンテンツを一度に配信することが可能です。

朝礼時にその日の天候や気温、風速などに加えて注意事項を繰り返し配信することで、体調管理や工事内容の変更にも柔軟に対応できるようになります。

 

また、ミーティングに間に合うよう資料を大量に用意したり図面を配布するのは、時間も手間もかかり、また保管するための場所も必要となります。

 

デジタルサイネージなら事前に配信用のデータとして資料をまとめるだけなので、準備時間にゆとりを持つことができます。図面をデータで残しておけば、保管場所も省スペースで収まります。

 

・現場のコミュニケーション活性化

デジタルサイネージで配信する内容に工夫を施せば、工事現場のコミュニケーションを活性化させることもできるかもしれません。

 

作業員の紹介や、社内での活躍、必要な情報の合間で時事ニュースを差し込むといった活用法です。現場でのコミュニケーションが活性化すると生産性の向上も期待できます。

 

■工事現場のデジタルサイネージ導入に関する注意点

工事現場にデジタルサイネージを導入するうえで、気を付けるべき注意点について解説します。

 

・設置場所とデジタルサイネージの相性を考える

設置場所が屋内か屋外かによって、サイネージの耐久性や輝度、必要なメンテナンスが変わります。

 

屋外なら輝度が高くないと太陽光に負けてディスプレイが見えませんし、防水防塵対策ができていないと頻繁に修理が必要になります。たとえ対策ができていても、メンテナンスが行いにくい種類なら工期の長い現場には向きません。

 

・LEDと液晶のどちらを選ぶべき?

LEDと液晶では、輝度や発光原理、視認距離に違いがあります。

LEDは輝度が高く明るいものの、視認距離は遠くを想定しているため近いとかえって見えづらく感じるかもしれません。

液晶の場合は近くでも見やすく美しい映像が配信できますが、明るさはLEDに劣ります。

それぞれのメリットデメリットを検討して、現場に合った方を選択することが大切です。

 

・サイズ

サイズも、利用用途に合わせて検討が必要です。

朝礼など多くの人が見るような場合に使うのであれば大きいものでなければいけませんし、近隣住民に向けて設置するのであれば、画面にタッチすることを想定して大きすぎないものを選ぶと良いでしょう。

 

近年では、工事現場でもデジタルサイネージが導入されるケースが増えています。工事における連絡の効率や安全性を向上させるためにも有効ですので、是非現場にデジタルサイネージを導入することを検討してみてください。

 

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