デジタルサイネージコラム
今回はデジタルサイネージとWeb広告の違いや活用方法をご紹介いたします。
■Web広告の強み
そもそもWeb広告の強みとは何なのでしょうか。具体的には以下の4つがあげられます。
・短期間での集客が可能
1つ目は「短期間での集客が可能」であること。最近では、デジタルマーケティングツールの普及によって、ユーザーの属性や性質に合わせて広告表示が最適化できるようになっています。最初からターゲットを絞れるため、短期間での集客が可能になるのです。
・高いコストパフォーマンス
2つ目は「高いコストパフォーマンス」です。Web広告は、テレビCMや新聞のマス広告と比べてコストが低いです。マス広告の場合、広告を出すこと自体に大きな費用がかかってしまいます。その反面、Web広告ではCTRやCVに応じて費用がかかる仕組みのため、広告費を最小限に抑えることが可能です。
・正確なデータ測定
3つ目は「正確なデータ測定」です。Web広告では、自分がいくら広告費を使っているのか明確にわかります。
例えば、1日の予算を設定してトータルコストを可視化すると、キーワードや広告が機能しているかどうか、自分の広告がどれくらいクリックされているのか、など正確な数値を確認できるのです。データを見ればすぐに修正することができます。
・ユーザーとのコミュニケーション
4つ目は「ユーザーとのコミュニケーション」ができること。Web広告は、一度広告を出せば不特定多数の人にアプローチできます。今までサイトを知らなかった人が広告をクリックして商品を注文する可能性もあるのです。店舗を持っていた場合、リピーターになってくれたユーザーとのリアルなコミュニケーションにも発展するかもしれません。
■デジタルサイネージの強み
ここまで、Web広告の強みをお伝えしました。一方で「デジタルサイネージ」にはどのような強みがあるのでしょうか。以下で詳しく解説します。
・ターゲットに合わせた広告の表示
1つ目は「ターゲットに合わせた広告の表示」です。デジタルサイネージは、駅の構内や商業施設など不特定多数の人が集まる場所に設置するため、「誰に対して発信するのか」が重要になります。そのため必然的に「ターゲットに合わせた広告内容」となるのです。
・WebやSNSと連携可能
2つ目は「WebやSNSと連携可能」なこと。デジタルサイネージではインターネット経由で情報を発信することもできます。そのため、WebやSNS広告との連携も可能です。インターネットによって幅広く広告を展開できるため、広告効果が倍増します。
・体験を提供できる
3つ目は「体験を提供できる」ことです。Web広告とは異なり、デジタルサイネージは「3次元の場所」に設置します。そのためユーザーは「その場所」に居なければデジタルサイネージの内容を見られません。そこで、特定のユーザーに響くような内容を発信できれば、ユーザーの購買意欲がアップします。
・作業コストが低い
4つ目は「作業コストが低い」ことです。デジタルサイネージは、基本的に一度作ったらその後の作業はありません。一般的な広告のような貼り替え作業も不要な上、インターネットに繋がっていれば、オンライン上で更新できます。一度作成すれば広告運用などをする必要がないため、費用対効果の高い広告媒体といえます。
■上手く活用するにはデジタルサイネージ×Webがポイント
Web広告とデジタルサイネージ両者の強みをお伝えしましたが、集客力を上げるなら「どちらも使う」のがおすすめです。Web広告とデジタルサイネージをどちらも活用することの効果やメリットについてご紹介します。
・新たな広告の主流「クロスメディア」
最近、新たな広告手段として「クロスメディア」がトレンドとなっています。クロスメディアとは、商品やサービスを宣伝する際、複数のメディアを連携させ、集客力アップを狙う手法です。
例えば、テレビでよく見かける「詳しくはWebで…」という表現もクロスメディアのひとつ。複数のメディアを掛け合わせることで、相乗的な効果が期待できます。
・メディアミックスとの違い
クロスメディアと似た手法に「メディアミックス」があります。クロスメディアとメディアミックス、どちらも「複数のメディア」を利用することには変わりありません。違うのは「メディア同士を交える(クロスさせる)かどうか」です。
クロスメディアでは、テレビからWebに流す、SNSからWebに流す、などメディア同士をクロスさせて相乗効果を狙います。一方のメディアミックスは、ただ単に複数のメディアを運用するだけで、それぞれを交えることをしないのが特徴です。
・デジタルサイネージ×Webが効果的な理由
先述したように、広告効果を最大化するには「デジタルサイネージ×Web」が効果的です。その理由として以下のものがあげられます。
<より多くのユーザーを対象にする>
1つ目は「より多くのユーザーを対象にする」こと。デジタルサイネージは「その場所にいる人」、Web広告は「インターネットを見ている層」に対してアプローチができます。それぞれユーザーの属性や性質が異なるため、より多くのユーザーを巻き込むことができるのです。
<各メディアの欠点を補える>
2つ目は「各メディアの欠点を補える」こと。デジタルサイネージは「その場所」にいる人にしかアプローチできませんが、Webではインターネットを使っている人であれば誰に向けてもアプローチできます。また、デジタルサイネージは「どれくらい効果があったのか」を数値化することは難しいですが、Webであれば一目瞭然です。
このように、お互いのメリットやデメリットを補うことで、集客を最適化できるようになります。
今回は、デジタルサイネージとWeb広告の違いや活用方法についてお伝えしました。両者は似ているようで異なる部分が多くあります。それぞれメリットやデメリットもあるため、「デジタルサイネージ×Web」を活用するのがおすすめです。ぜひ本記事の内容を参考に、集客力アップを図りましょう。