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デジタルサイネージコラム

LEDビジョンを看板として使うと「目立つ」「インパクトがある」など、色々な効果が期待できる!

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文字や音声、動画など、情報が詰まったコンテンツが配信されているLEDビジョンをよく見かけます。とても鮮やかで人目を引きますよね。目立つという特徴を活かして、お店の看板として活用してみてはいかがでしょうか。

「コストをかけて設置したのに、情報を発信しないなんてもったいない!」と思うかもしれませんが、看板として利用すると意外とメリットが多いことをご存知でしょうか。

今回はLEDビジョンを看板として利用するメリットと実際の事例をご紹介いたします。

 

■LEDビジョンを看板に使う

 

・LEDビジョンを看板に使うとどんな効果が期待できる?

LEDビジョンは静止画や動画、音楽などを組み合わせて複雑なコンテンツを再生することが可能です。そのため視認性が高いだけでなく、音による宣伝効果を得ることもできます。

 

・LEDビジョンを看板に使用するメリット

LEDビジョンは非常に明るいので、電気代がかかりそうなイメージが強いかもしれません。しかし、ランニングコストでいえばLEDビジョン看板のコストは低いほうだといえます。なぜならLEDは消費電力が少なく、同じサイズの電飾看板に比べて電気代を6分の1程度まで下げることができるからです。

 

また、LEDは電球の寿命が非常に長いこともメリットといえます。通常の電球よりも交換する頻度が少なく、メンテナンスや管理費用などを抑えることができます。設置場所によっては足場を組まなければならず、電球交換のたびに大掛かりな工事が必要になることもありますが、LEDビジョン看板ならコスト削減と一緒に交換の手間も減らすことが可能になります。

 

さらに、LEDは通常の蛍光灯に比べて紫外線量が200分の1のため、虫が寄り付きにくいという特性があります。機材に虫が入り込むと故障の原因になります。また、衛生面も見た目も良くありません。LEDは虫が寄り付きにくいので看板の故障のリスクを下げ、美しい見た目を維持することができます。

 

・LEDビジョンを看板に使用するデメリット

LEDビジョン看板は通常の看板に比べてメリットがたくさんありますが、デメリットを挙げるとすれば初期費用が高くなってしまう点です。ランニングコストが安いため、導入した後は費用を抑えることができます。しかし設置に必要な工事費用やLEDビジョン看板の本体費用が必要になるので、入念に資金計画を立てておくことをおすすめします。

また、自社内でコンテンツを作ることができるのであれば問題ありませんが、外部に依頼する場合はコンテンツの制作費用も必要になります。

LEDビジョン看板を活用するにあたり、コンテンツを複数作成しておくと変化に富んで面白みがあり、人の目を存分に引くことができますし、季節や時期によってコンテンツの変更をする方が効果的なので、コンテンツの制作費用や時間も考えておいた方が良いでしょう。

 

■実物が見たい!LEDビジョンを広告塔にした事例

LEDビジョン

最後に日本で話題のLEDビジョンを2つご紹介いたします。

 

・銀座 「UNIQLO TOKYO」

東京の銀座にある「UNIQLO TOKYO」は国内最大のグローバル旗艦店です。店舗の外観には目を引く大きなLEDビジョンがありますが、ほかにも注目されているところがあります。

店舗の外壁には屋外型のキューブ型LEDビジョン看板が10個も設置されており、UNIQLOのロゴがくるくると回る様子はオープン前から非常に話題となりました。

キューブ型のLEDビジョン看板はほかのLEDビジョンと連動しており、店舗の外や屋上でも映像の変化を楽しむことができます。

銀座という日本でも屈指の繁華街において、UNIQLOのLEDビジョン看板は目立つ要素があるものの上品な印象を壊さず、非常に宣伝効果が高い看板であるといえるのではないでしょうか。

 

・渋谷 の「レイヤード ミヤシタ パーク」

東京都渋谷区は再開発が行われ、宮下公園に新たにできた商業施設が「RAYARD MIYASHITA PARK(レイヤードミヤシタパーク)」です。国内初出店の店などを含む約90店舗が出店しており、様々なジャンルの店舗と公園の融合を楽しむことができます。

特に注目されているのは、国内最大級といわれる「アディダスブランドセンター RAYARD MIYASHITA PARK」です。店内には21のLEDビジョンが設置されており、ショッピングだけでなくコンテンツによって店内の雰囲気を楽しむことができます。エリアごとにテーマ別のコンテンツが配信されていて、訪れたショッピング客は常に最先端の情報をキャッチできるのだとか。

中には日本での普及があまり進んでいない透過型LEDビジョンもあります。

透過型LEDビジョンは外観のガラス面に設置されているので外からでも見ることができますが、特性として晴天時に見ると視認性が下がってしまうという弱点があります。ですが、看板としての話題性があり、近未来のような雰囲気にわくわくします。

 

ほかにも、レイヤードミヤシタパークの吹き抜けには360度をLEDビジョンで構成された柱があります。非常にダイナミックでついつい目を奪われてしまうこちらも注目度抜群です。

 

LEDビジョンはただ動画を流すための道具ではなく、ユーザーにエンターテイメント性を感じさせることができるツールでもあります。ユーザーを楽しませる工夫が話題となり、さらに多くの顧客獲得に繋がるのではないでしょうか。

 

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