デジタルサイネージコラム
SNSが発達・普及した現代では、SNSをいかに活用できるかで業績が大きく左右されるといっても過言ではありません。しかし、デジタルサイネージとSNSを連携させることで具体的にどのような効果があるのでしょうか。
今回はSNSとデジタルサイネージを連携させる効果についてご紹介いたします。
■SNSとデジタルサイネージを連携させるメリット
・コンテンツの作成コストを抑えられる
SNSとデジタルサイネージの連携には、コンテンツのコストを削減できるというメリットがあります。SNSとデジタルサイネージを連携させると、企業がSNSで発信した情報をそのままデジタルサイネージに反映させるだけで、2つの媒体による発信を同時に行えるようになります。
そのため、毎回デジタルサイネージ用にコンテンツを作成する手間や費用を抑えることが可能です。
・ダイナミックな映像の体験
スマートフォンでは味わえないダイナミックな画像や映像を体感できるという点も、デジタルサイネージの魅力です。多くの人がSNSをチェックするときに使用するスマートフォンは、携行性に優れている一方で画面が小さく、映像などの迫力が伝わりづらいという弱点があります。SNSをデジタルサイネージと連携させることで、大きな画面を通じてダイナミックな映像や商品の細部などをしっかりと見てもらうことができます。
・消費者からのリアルな意見を得られる
SNS上に発信されたお客様のリアルな口コミや評判を、デジタルサイネージに表示できるという点もメリットの1つです。通常の広告は企業側からの一方的なアピールとなってしまうため、その商品の実際の良し悪しがわかりにくく、ユーザーが宣伝を信頼しづらいという弱点があります。しかし、デジタルサイネージ広告にSNS連携を導入して、利用している人の口コミを表示させれば、宣伝している商品の情報に対しての信用性が高まる可能性があります。
ただし、店や企業の印象を悪くするネガティブな口コミなどは、逆効果になってしまう恐れがあるため、運用は慎重に行う必要があるでしょう。
・広告に対する親近感が生まれる
大きなデジタルサイネージでSNS上の口コミなどを表示することで、その投稿をした人に親近感を持ってもらえる可能性もあります。
店や企業に対して親近感を持った人は、商品のリピーターになってくれたり、積極的にSNSで商品の魅力について発信してくれたりする可能性が高まるため、親近感は非常に重要なポイントです。
■どんなSNSと連携させても効果はある？
・デジタルサイネージの連携に適しているSNSとは
デジタルサイネージとの連携に適しているSNSとしては、InstagramやTwitterなどが挙げられます。写真の投稿がメインになるInstagramは、リアルな店内の様子や商品の写真を発信することができるため、見た人に視覚的に魅力が伝わりやすいという強みがあります。一方、Twitterはテキストメインのサービスのため、商品の感想や使用感などを細かく伝えられます。また、Twitterは世界中で利用者が多く、幅広い客層に発信できる点も宣伝をする上では重要なポイントです。
・SNSとデジタルサイネージの連携はなぜ重要？
SNSは多くの人が利用しているため拡散力も高く、ネットを通じて世界中の人にコンテンツをPRできる点が大きな魅力です。また、SNSはリアルタイム性も高く、デジタルサイネージでの広告においても最前線の情報を常に提供し続けることができます。
■SNSとデジタルサイネージを連携させるポイント
・SNSで拡散されやすいコンテンツにする
デジタルサイネージ広告を見た人が、それをさらにSNSで拡散したくなるようなコンテンツを制作することが、SNSとデジタルサイネージの連携においてのポイントの1つです。迫力のある映像を流すなど、SNSにあげて発信したいと思ってもらえるようなインパクトのあるコンテンツを作成しましょう。
・ユーザーとのやりとりを意識する
広告を出す側が一方的に宣伝するのではなく、見たユーザーが参加する形式のコンテンツを作成することも有効です。ユニークなカメラ機能やタッチすると反応する仕掛けなど、参加した人に体を使って楽しんでもらえるような工夫を凝らすとユーザーが受け身になりすぎず、企業とユーザーとの距離が縮まりやすくなります。
・ユーザーの興味や関心を惹かせる工夫
デジタルサイネージの付近を通った人々の興味を一気に惹きつけるような、ファーストインパクトの強いコンテンツを制作することもポイントです。アート性の高い映像など、周囲の人の目が止まりやすくする工夫を凝らすようにしましょう。
■まとめ
SNSとデジタルサイネージを連携させることで、会社に親近感を持ってもらうきっかけや、新規の顧客を獲得するきっかけを作り出すことができます。連携の際にはポイントをしっかりと把握して導入するようにしましょう。
